11月度の第136回の絵手紙同好会の例会は会場の都合でやむなく途中中止となり、作品が完成 出来ず、アップロードが出来なかったので、例会作品の代わりに、今年の夏の数十年ぶりの小豆島 一泊旅行で撮った石の絵手紙の写真等をアップロードしてみました。 但し、全部の石の絵手紙は撮れておらず、島にある石の絵手紙50数基の3分の1程度です。 |
瀬戸内海で淡路島の次に面積の大きな島、「小豆島」は、古くから良質な花崗岩の産地として 知られ、大阪城や江戸城に至るまで、全国各地へ小豆島の石材が流通しました。 新岡山港、宇野港、四国の高松港とつながる小豆島の中心ターミナルの「土庄港」にフェリーを 降りれば、まず色鮮やかな石の絵手紙に目が行きます。 小豆島は、「道の駅のオリーブ公園」、「寒霞渓」、「エンジェルロード」、映画の「二十四の瞳の岬 の分教場」、更に「日本3大ソーメンの産地や醤の町」などで有名ですが、それに対して、島を象徴 しながらも現代では殆ど顧みられなくなってきた「石」にフォーカスし「島おこし」として誕生したのが 「石の絵手紙」です。 10年前に現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2013」が瀬戸内海の島々で開催されましたが、 その時に小豆島町北浦から大部に石の絵手紙ロードが誕生し、今では観光名所になっています。 「石の絵手紙」は、和紙に描いた絵手紙を、大阪城などの石垣に使われた残石に貼り付けして 防水コーティングをしたものです。 作品は、小豆島の道の駅の大坂城残石記念公園や土庄港、エンジェルロードの入口などで展示 されていて、新たな作品が毎年増え続けており現在は50基以上の石の絵手紙があり、いろんな オブジェも土庄港をはじめ、島内にたくさん設置されています。 みなさん、ご存じだとは思いますが、最近の小豆島の紹介を少しだけしてみます。 日本の地中海である瀬戸内海に浮かぶ小豆島は幸せの島!みんなが幸せになれる島! 観光名所としてはたくさんありますが、最近人気なのが、「道の駅小豆島オリーブ公園」、海外から もたくさんの観光客が訪れているそうです。 オリーブは約110年前にオリーブオイルを作るため三重と鹿児島と小豆島で栽培が始められました が、今は小豆島だけで残っており、現在は、19品種約2000本が栽培されているそうで、オリーブの 原木も見ることができます。 また、公園にオリーブの木が垣根にしてあり、1000枚に1枚くらい葉脈が2つに別れたハート型の 葉っぱがあるそうです。これは幸せを呼ぶオリーブの葉として知られ、持ち帰っても良いそうです。 もし探して見つからなかっても大丈夫です。見つからないのは今が充分に幸せだからだそうです。 他には、小豆島は、日本3大そうめんの産地で、普通の白いそうめん以外に、特産のオリーブの 果汁を麺に練り込んだ薄緑色のオリーブそうめんも有名です。 そうめんは乾麺ですが、産地ならではの生そうめんをそうめん工場に併設された食堂で食べること も出来るそうです。 (3大そうめんの産地=兵庫の「播州そうめん」、奈良の「三輪そうめん」、香川の「小豆島そうめん」) 次は、醤の里「醤油の町で」す。一番製造所の多かった明治時代には、400近い製造所があったが 現在でもこの小さな島に20社が生産を続けており、今でも江戸時代に作られた1000本以上の木桶 を使って発酵させた伝統醤油です。 アイスクリームの醤油かけというのがあり、甘いバニラアイスクリームに合う小豆島の醤油を選んで 少しだけかけて、混ぜて食べると塩キャラメルの味になりとても美味しいそうです。 その次は「迷路のまち」、土庄の町に昔、外敵からの侵入を防ぐために迷路のような路地が作られ ており、今は「迷路の街」として観光名所になっており、この迷路の街に、6軒の古民家を改造して 造った「妖怪美術館」があります。1号館から6号館まであり、妖怪コンテストの妖怪造形大賞が 今年6年目を迎え、これまで約900体のいろいろな妖怪が応募されたそうで、常時100体くらいが 展示されており、順番に時々入れ替えて展示が行われているようです。 三次市にも妖怪博物館の三次もののけミュージアムがありますが、それとは少し異なった美術館 で新しく考えられた妖怪もたくさんいるようです。 「小豆島の棚田」も観光名所となっており、そこの食堂ではすぐ前の棚田の中山千枚田で作られた お米を炊くときの水に氷も入れて、ゆっくりと時間をかけて炊いた美味しいご飯を食べることが出来 るようです。 パワースポット「重ね岩」 小豆島の西の端にあり、352段の階段を登り、更にその先の80mのくさり場を登った先の、山の 頂きにある自然にできた重ね岩、鳥居と岩の隙間の祠が神秘的な雰囲気を漂わせています。 また、夕陽の丘と同様、ここからも瀬戸内海に沈む夕陽が美しいところです。 |
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石の絵手紙ロード | 土庄港のチケット売り場前 | ||