005

 CW用パドル制作編
JR4PDP(内野忠治)
2013年2月26日
QRPトランシーバーを持って、時々、移動運用を楽しんでいますが、CWのパドルが昔のハイモンド製
パドルで、重たくかさばり、困っていましたので、移動専用の軽い、CWパドルを手作りしました。
これから、移動運用が楽になりそうです


パドルの設計  
頭の中で考えたアイデアを基に、ホームセンターに部品探しにでかけ、入手可能な材料から、構造と
寸法を決めJW-CADで図面化します。


探してきた主な材料

メインの構造物となるアルミ棒とパドルのつまみの材料です。
アルミ棒は10x5mmのサイズで30cmの切り売り品。つまみは、ライオン事務機の番号札と言われる
もので、5色2枚組、1セットで売られていたものです。
 

ベースとなる定番のプラスティックまな板と特殊ビス
その他に、スプリングや汎用のビスが含まれて、ざっと計算すると2000円くらいになりました。
 

完成したパドル。
製作上の課題は、いかに図面通り、正確に部品の加工ができるかに尽きます。
今回、最も苦労したところは、レバーの支点となる穴位置の精度と、各穴の垂直度でした。

重量が軽くなるように作りましたので、操作するとき、ぐらつかないように、足に両面テープを貼り、
適当な重さの台に張り付けて使います。
下の写真はQRPトランシーバーのTOPパネルに張り付けた状態です。
ARRLのCWコンテストで使ってみた感触は、既製品に比べて、ガタが多いせいか、コンテストのスピ
ードでは、たまに誤字が発生します。通常のスピードだと、メーカー品とあまり変わりません。