第20回山歩会例会(比婆山連峰登山、参加者9名、内女性1名)は梅雨時期としては実に貴重な晴天に恵まれ、ブナの新緑による森林浴を満喫した。八本松と高屋から各1台の車に分乗し7:30に出発。造賀のコンビニ駐車場で合流しR375から三良坂、庄原を経由して県民の森公園センターに9:50に到着。各自登山準備の後、当日の登山計画を企画担当の栗橋さんより説明した。この後十分なストレッチを行なって、まず出雲峠を目指して10:37登山を開始した。コナラやミズナラ、ヤマボウシなどの樹林帯を進むとキャンプ場前に着き、自然観察を楽しみながらしばらく行くと全面が開けて広々とした草原の出雲峠に着いた。右に毛無山の道標を見て左手の緩やかな檜林の尾根を進む。やがて山腹を横切る道となり谷を渡り、しばらく急登を行くとあたりが開け高山植物の多い緩やかな尾根になり、烏帽子山山頂(1225m)に12:00ちょうどに着いた。360度の眺望を楽しんで昼食と休憩を取る。烏帽子山山頂からは西前方に扇を立てたような姿で立ちはだかる雄大な吾妻山があり、御陵の峰、遠方には三瓶山が望めた。約50分の休憩後、神話と伝説のロマンを秘める比婆山御陵を目指して出発。ブナ林の巨岩の間をしばらく登るとやがて平坦になって湿地のような道となり、杉が立つ比婆山御陵に13:20に着いた。伊邪那美神の御陵がありいかにも神々しい。イチイの巨木をみながら下山を13:35開始。緑いっぱいのブナの樹林帯を下りながら近くにホトトギス、遠くにカッコウの声を聞きながら全員無事14:53に下山した。県民の森公園センターでしばらく休憩の後、帰路に着き造賀のコンビニに17:35に到着し解散の挨拶を交わして本日の山行を終了した。