第27回例会 特番夏山登山&観光 西穂高 実施報告

実施日:2012年8月8日〜10日

山歩会サブリーダー 栗橋 弘明

あるこう会との合同企画、2012年夏山特番は日本アルプス・飛騨山脈南部の山で素晴らしい山岳景観が楽しめる西穂高岳とし、熟達者でなくても登頂できる西穂高のひとつのピークである独標をめざすこととした。参加者13名(内女性3名)は東広島を出発し平湯温泉(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷)にあるこう会参加メンバー(10名)と共に88日に投宿、源泉をしっかり堪能した後、翌日の登山に備え早めに就寝した。

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6:30朝食、投宿した「ひらゆの森」を7:15にあるこう会メンバーと共に新穂高ロープウェイ駅をめざし広島からの貸切りバスに乗車し出発。第1ロープウェイ、第2ロープウェイで一気に標高2156mに至る。西穂高口駅の展望デッキから西穂高岳(2909m)、西穂独標(2701m)、中岳(3084m)、槍ヶ岳(3180m)、笠ヶ岳(2898m)など日本アルプスの主峰を晴天の下、大パノラマで眺望、あるこう会、山歩会全メンバーはこの光景に感動。この後、あるこう会観光組と山歩会登山組に分かれ、それぞれの行程に進んでいく。登山組はストレッチ後、9:15に西穂山荘、独標をめざして出発。今回は健脚組(3名)とゆっくり組(10名)に分け、健脚組は出来れば独標より先の西穂高岳に挑むことで急ぎ出立。ゆっくり組は高度順化をはかるため始めは歩き始めて10分後に小休憩を入れ、その後も適宜休憩を挟んで樹林帯の中の岩石の多い登山道を登り西穂高山荘にちょうど11時に到着した。山荘で小休止し11:25標に向かって出発。始め岩からなる急登を登り、やや勾配の緩い山道を歩いた後、眺望のよい丸山(2452m)に11:50に着く。記念撮影後、再び川の河原のようなころころした石で覆われた、しかも傾斜のある登山道を苦闘しながら登る。しかし残念なことに段々とガスが発生、独標がもう目の前という地点でガスで独標が覆われたため、13:00ここで登頂を断念、引き返すことにした。 他方、健脚組は西穂山荘に10:20、ここ15分ほど休憩して丸山に10:50に着く。ここから独標をめざしガレ場を進み自然に岩石が積み上げられた頂きの独標(2701m)に1150着く。頂上は20人程度がやっと座れる程の広さ、回りは断崖絶壁でややガスもかかってきた。ここからの前穂高岳、明神岳の景観は素晴らしかった。ここで軽く昼食を摂って1225西穂高岳までに幾つもある次のピークに向かう。3つ目のピーク(8峰ピラミッドピーク)に差し掛かるとガスの発生がひどくなり、ここで先に向かうことを残念ながら断念、1300下山に着く。健脚組が下って来て、ゆっくり組が折り返す独標近くの地点で両者合流し13:40に下山開始。西穂山荘に全員無事14:20に到着。全員山荘で夕食を摂り、21:00に消灯、就寝した。

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西穂高に昇る御来光を拝み、またカメラのベストショットに期待して4:00に起床。身支度をしてヘッドランプを頭に付け眺望のよい丸山に向かう。始めガスがかかっていたが、それ程ひどくなく独標方向の視界は開ける。ただ残念ながら朝日が昇る方向に西穂高の峰が位置し登り来る感動的なサンライズをカメラに収めることは出来なかった。この後、雷鳥の歓迎飛翔を見ながら下山、山荘に着き前日用意されたおむすびの朝食をいただき、ロープウェイ西穂高口駅に向0606下山開始。前日と同じコースをたどって西穂高口駅0840無事到着。第1、第2ロープウェイに乗り新穂高温泉駅に着いて、9:00に計画通り観光組と合流、貸切りバスで帰路途上の飛騨高山へと向かった。高山市内で登山組は入浴、観光組は街並みを散策し11:30から皆で昼食後1215高山を出発。2040第三工場に帰着し解散した。