ものづくり

広島支部結成20周年記念イベント報告


 イベント内容 : 会員それぞれが自分流の時計を制作する
 実施期日 : 2013年度中 ( H25.4〜H26.3 )

20周年記念行事に何をしようか。
ものづくりだから何か作ろうよ。・・・と悩んだ末、身近にあったカイヅカの丸太を輪切りにし、それを台木とした時計を各自が作ることに決めた。

生木だったが、とりあえず輪切りにしてじっくり乾燥することにした。

チェンソーが垂直に動く治具を作り、ものづくりの例会日に輪切りした。

約半年間乾燥させた後、各会員が自分独自のデザインを考え、加工に取りかかった。

輪切りカイヅカの皮を剥がし、切断面を平面に仕上げ、埋め木等の手法で文字盤を作り、裏面に時計ユニット(電波時計ムーブメント)収納の角穴を彫り、全体を磨き、クリアニスまたはミツロウワックスを塗装し、組み立てて完成。

平面に削るためには、トリマー(回転刃物で削る工具)を動かす「XYテーブル」を自作した。そのほか、各部に治具等の工夫をしながら加工した。

結果、会員一人一人の個性ある時計が完成した。

  ( 記 : 同好会リーダー 梅田 正明 )

材料のカイヅカ丸太   自作の輪切り治具(チェンソーを使う)  カイヅカを輪切り中
   
 輪切りした台木と時計ユニット  材料皮を剥がして、磨いて  平面を削るための自作のXYテーブル
     
 切削治具で平面を出す  穴をあけて埋め木をして文字盤を作る  裏の穴ぐり用治具を作っている
 
 穴ぐりに時計ユニットを入れてみる  しっかり磨いて  更に磨いて・・・・塗装して

 一人一人の個性ある作品が完成した


BACK