2007年2月に世界一の多色携帯電話(20色)が誕生しました。その経緯と開発裏話です。

PANTONE携帯 812SH

PANTONEとは
色見本を作っている会社
「世界一の多色カラー携帯電話」の商品化経緯と、その苦労話とは?
2006年、ソフトバンク社がボーダフォンを買収。その年の某日、ソフトバンクS社長が出席され、シャープ幹部と端末企画会議が開催された。ソフトバンク社は日本一の携帯電話キャリアを目指すと豪語。そのやりとりは多分こんな感じだったと記憶しています。

S社長
目標は日本一のキャリア。そのためには今のままでは機種数が少なすぎる。店頭でD社に負けない展示訴求をすることが課題。新機種の開発には1年以上かかってしまうというのでは遅すぎる。少しでも早く店頭で訴求できるアイディアが欲しい。

SHチーム
端末の色数はいつも3色で変わり映えしない。思い切って10色くらいのカラーバリエーションができれば店頭訴求効果も狙え、開発は比較的短期間で開発できると思われる。

S社長
色って何色あるのか? … 色見本帖Pantoneを見ると何百色もある。これは面白い!
「せめて、20色くらいやったらどうか?」

えーっ! 20色
えらいことになった〜あ
…… ということで、S社長の強い要望を受け、シャープチームは結束して動き出したのです。
課題は山の様に出てきて大騒ぎとなった
- 店頭モックはどうするのか? 全国の販売店に20色設置すると膨大な数になる
- 20色の承認と、品質基準をどう管理するのか? 販売管理、在庫管理はどうする?
- 20色のキーや液晶パネルも変えると生産現場は大混乱するのではないか?
- などなど、世界初の偉業を成し遂げたのです。
その後、ほぼ毎年PANTONEシリーズ携帯電話やスマートホンが発売された。作られた色数は100色を超えるのではないだろうか、、、、

補足ですが、812SHは事業貢献も高く、デザイン賞(IFデザイン賞、Gマークなども受賞)も受賞しました。





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